MCP サーバーのルール (MCP Server Rules)
MCP サーバーのルールを使用すると、AI エージェントが特定の MCP サーバーのツールを使用する際に、カスタムの指示を提供できます。エージェントがそのサーバーのツールを使用するたびに、これらのルールがルールセットとして自動的に適用され、一貫性のある適切な動作を担保できます。
ルールとは何か (What Are Rules?)
ルールは、AI エージェントが特定の MCP サーバーとどのように対話すべきかを誘導するテキスト指示です。これらは MCP サーバー設定に追加され、以下の場合に自動的に適用されます:
- そのサーバーを指定して MCPTask ノードを使用する場合
- そのサーバーが構成された Agent ノードを使用する場合
ルールを使用する理由 (Why Use Rules?)
ルールには以下のメリットがあります:
- エージェントの行動誘導: サーバーのツールの使い方に関する具体的な指示を提供できる
- 一貫性の確保: エージェントが希望する対話パターンに常に従うようにする
- エッジケースの処理: エラーや特殊な状況にどう対処すべきかをエージェントに指示できる
- 利用の最適化: サーバーの機能を最も効果的に引き出すようにエージェントを誘導できる
MCP サーバーへのルールの追加方法
サーバー新規作成時
新しい MCP サーバーを作成する際、Rules テキストエリアにルールを追加できます:
- Settings → MCP Servers に移動します
- + New MCP Server をクリックします
- サーバー設定(名前、接続タイプなど)を入力します
- Rules テキストエリアにカスタムルールを入力します
- Create Server をクリックします
サーバー編集時
- Settings → MCP Servers に移動します
- 変更したいサーバーの Edit ボタンをクリックします
- Rules テキストエリアのテキストを編集します
- 変更を保存します
ルールの記述例 (Example Rules)
Web 取得サーバー向け
Always validate URLs before fetching. Check that URLs use HTTPS when possible. If a fetch fails, return a clear error message explaining what went wrong.
ファイルシステムサーバー向け
Always check if a file exists before attempting to read it. Use absolute paths when possible. Never delete files without explicit user confirmation.
検索サーバー向け
Always verify search results are relevant before returning them. If no relevant results are found, suggest alternative search terms. Format results in a clear, readable structure.
データベースサーバー向け
Always validate SQL queries before executing them. Never execute DROP or DELETE operations without explicit confirmation. Return query results in a structured format.
ルールの動作原理
- 保存: ルールは MCP サーバー設定の一部として保存されます
- 適用: エージェントがそのサーバーのツールを使用する際、ルールがルールセットとして自動的に挿入されます
- スコープ: ルールはその特定の MCP サーバーを使用している間にのみ適用されます
- 形式: ルールは単一の文字列です — ピリオドや改行で区切って複数の指示を含めることができます
ベストプラクティス (Best Practices)
具体的に記述する
✅ 良い例: "Always validate URLs before fetching. Check for HTTPS and return clear error messages."(取得前に必ず URL を検証すること。HTTPS であるか確認し、明確なエラーメッセージを返すこと。)
❌ 曖昧な例: "Be careful with URLs."(URL に注意すること。)
行動に焦点を当てる
✅ 良い例: "Return errors in JSON format with 'error' and 'message' fields."('error' および 'message' フィールドを持つ JSON 形式でエラーを返すこと。)
❌ 一般的すぎる例: "Handle errors well."(エラーを適切に処理すること。)
簡潔さを保つ
✅ 良い例: "Validate inputs before processing. Return structured JSON responses."(処理前に入力を検証すること。構造化された JSON レスポンスを返すこと。)
❌ 長すぎる例: あらゆる想定シナリオを長文の段落で細かく説明しすぎること。
ルールをテストする
ルールを追加した後は、期待通りに機能するか MCP サーバーでテストしてください:
- そのサーバーを使用する MCPTask ノードを作成します
- テストプロンプトを実行します
- エージェントが指定したルールに従っているか確認します
異なるコンテキストにおけるルール
MCPTask ノード
MCPTask ノードを使用する場合、選択された MCP サーバーのルールが、そのタスクを処理するエージェントに自動的に適用されます。
Agent ノード
MCP サーバーが構成された Agent ノードを使用する場合、有効になっているすべての MCP サーバーのルールが集約され、エージェントに適用されます。
トラブルシューティング (Troubleshooting)
ルールが適用されない場合
- Rules テキストエリアにテキストが入力されているか(空でないか)確認してください
- サーバーが有効化 (Enable) されているか確認してください
- ワークフローで正しいサーバー名を使用しているか確認してください
エージェントがルールに従わない場合
- ルールをより具体的で実行可能な表現に修正してください
- まずはよりシンプルなルールでテストしてください
- ルールがサーバーの機能や能力に見合っているか確認してください
次のステップ
- 入門チュートリアル (Getting Started Tutorial) - 最初の MCP サーバーをセットアップする方法を学ぶ
- 接続タイプ (Connection Types) - 様々な接続方式について学ぶ
- MCP サーバーの設定例 (Example Servers) - 設定済み MCP サーバーの具体例を見る