ビデオフレームのホールド (HoldVideoFrames)
概要 (What is it?)
HoldVideoFrames ノードは、各フレームを指定したフレーム数だけ保持(ホールド)することで、段階的なコマ送り(ポスタリゼーション / コマ落とし)効果を作り出します。ストップモーションアニメーション(クレイアニメ風)やカクカクとした独特のフレーム効果を演出し、映像にアーティスティックな魅力を加えます。
使用する場面 (When would I use it?)
以下のような場面でこのノードを使用します:
- ストップモーション風のアニメーション効果を演出したい場合
- 素早い動きを意図的にコマ落としして視認性を高めたい場合
- フレーム操作によるアーティスティックな映像表現を作りたい場合
- 動画にレトロ、ビンテージ、またはインディーズ映画のような風合いを持たせたい場合
- 映画的なカクつき(フィルムライクなチョッピー感)を加えたい場合
- 1 コマずつの変化をじっくり見せたい場合
使い方 (How to use it)
基本セットアップ
- ワークフローに HoldVideoFrames ノードを追加します
- ビデオソースを "video" 入力に接続します
- "hold_frames" パラメータで各フレームを保持するコマ数を設定します
- ワークフローを実行してフレームホールド効果を適用します
パラメータ一覧 (Parameters)
-
video: フレームホールドを適用するビデオコンテンツ(VideoArtifact および VideoUrlArtifact をサポート)
-
hold_frames: 各フレームを保持するフレーム数(1〜10、デフォルト: 2)
- 1: 効果なし(通常再生)
- 2: 各フレームを 2 フレーム保持(ややカクついた再生)
- 5: 各フレームを 5 フレーム保持(明確なストップモーション調)
- 10: 各フレームを 10 フレーム保持(極端なコマ送り)
-
processing_speed: 処理速度と出力品質のバランス(デフォルト: "balanced")
- fast: 最速処理、品質は控えめ(ultrafast プリセット、CRF 30)
- balanced: 速度と品質のバランス(medium プリセット、CRF 23)
- quality: 最高品質、処理時間は長め(slow プリセット、CRF 18)
出力 (Outputs)
- video: フレームホールド効果が適用された動画(他のノードに接続可能)
使用例 (Example)
通常の動画をストップモーションアニメーション風に加工する例:
- ワークフローに HoldVideoFrames ノードを追加します
- LoadVideo ノードからのビデオ出力を HoldVideoFrames の "video" 入力に接続します
- 各フレームを 3 フレームずつ保持するため "hold_frames" を 3 に設定します
- ワークフローを実行すると、コマ落としされた独特のストップモーション風動画が生成されます
- 出力ファイル名は
{original_filename}_hold_3_frames.{format}となります
重要な注意点 (Important Notes)
- 高品質なフレーム処理のために FFmpeg を使用しています
- この効果により、実効フレームレートが hold_frames の値に応じて低下します(例: 30fps で hold_frames 3 の場合、実質 10fps の動きになります)
- 元のオーディオトラックはそのまま保持されます
- 処理時間は動画の長さとホールド設定値に依存します
おすすめの設定例 (Effect Recommendations)
- 控えめなコマ落とし: hold_frames 2〜3(映画用 24fps フィルムの 2 コマ打ち・3 コマ打ち風)
- 本格的なストップモーション: hold_frames 4〜6(クレイアニメのような質感)
- 劇的なスロー・コマ送り: hold_frames 7〜10