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RGB シフトの追加 (AddRGBShift)

概要 (What is it?)

AddRGBShift ノードは、動画に RGB シフト(色収差 / 色ズレ)効果を追加し、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の各色チャンネルをずらすことで視覚的なグリッチや歪み表現を作り出します。また、動画を水平方向に分割して異なる RGB シフトを適用するティア(引き裂き)エフェクトも備えています。

使用する場面 (When would I use it?)

以下のような場面でこのノードを使用します:

  • グリッチアート(Glitch Art)やデジタルノイズの歪み表現を作りたい場合
  • レンズの色収差(Chromatic Aberration)や光学的な歪みをシミュレートしたい場合
  • サイバーパンク調やレトロフューチャーな映像表現を演出したい場合
  • クリーンすぎるデジタル映像に視覚的な引っ掛かりやアクセントを加えたい場合
  • 不穏な雰囲気や画面の乱れ、酔うような演出を作りたい場合
  • 画面が水平に引き裂かれるティア(Tear)効果を加えたい場合

使い方 (How to use it)

基本セットアップ

  1. ワークフローに AddRGBShift ノードを追加します
  2. ビデオソースを "video" 入力に接続します
  3. 各色チャンネルの RGB シフトパラメータ(水平・垂直方向)を調整します
  4. 必要に応じてティア(tear)効果を有効化し、位置とズレ幅を設定します
  5. ワークフローを実行して RGB シフト効果を適用します

パラメータ一覧 (Parameters)

RGB シフト設定 (RGB Shift Settings)

  • red_horizontal: 赤チャンネルの水平シフト幅(-20〜20 ピクセル、デフォルト: -6)
  • red_vertical: 赤チャンネルの垂直シフト幅(-20〜20 ピクセル、デフォルト: 0)
  • green_horizontal: 緑チャンネルの水平シフト幅(-20〜20 ピクセル、デフォルト: 6)
  • green_vertical: 緑チャンネルの垂直シフト幅(-20〜20 ピクセル、デフォルト: 0)
  • blue_horizontal: 青チャンネルの水平シフト幅(-20〜20 ピクセル、デフォルト: 0)
  • blue_vertical: 青チャンネルの垂直シフト幅(-20〜20 ピクセル、デフォルト: 0)
  • intensity: RGB シフト効果全体の強度(0.0〜1.0、デフォルト: 1.0)

ティア(引き裂き)効果設定 (Tear Effect Settings)

  • tear_enabled: ティア効果を有効にするかどうか(デフォルト: False)
  • tear_position: ティアの垂直位置(0.0〜1.0、0.5 が中央、デフォルト: 0.5)
  • tear_offset: ティア効果の水平ズレ幅(-50〜50 ピクセル、デフォルト: 10)

処理速度設定 (Processing Speed)

  • processing_speed: 処理速度と出力品質のバランス(デフォルト: "balanced")
    • fast: 最速処理、品質は控えめ(ultrafast プリセット、CRF 30)
    • balanced: 速度と品質のバランス(medium プリセット、CRF 23)
    • quality: 最高品質、処理時間は長め(slow プリセット、CRF 18)

出力 (Outputs)

  • video: RGB シフト効果が追加された動画(他のノードに接続可能)

使用例 (Example)

動画にデジタルグリッチ効果を作成する例:

  1. ワークフローに AddRGBShift ノードを追加します
  2. LoadVideo ノードからのビデオ出力を AddRGBShift の "video" 入力に接続します
  3. クラシックな色ズレを作るため red_horizontal を -8、green_horizontal を 8 に設定します
  4. 程よい効果にするため intensity を 0.8 に設定します
  5. tear_enabled を有効にし、tear_position を 0.6、tear_offset を 15 に設定します
  6. ワークフローを実行すると、フレームの 60% の位置で画面が引き裂かれ、RGB が分離したサイバーなグリッチ映像が生成されます

重要な注意点 (Important Notes)

  • AddRGBShift ノードは安定したエフェクト処理のために FFmpeg の rgbashift フィルタを使用しています
  • ティア効果は動画を上下 2 つに分割し、それぞれに異なるチャンネルオフセットを適用します
  • 元のオーディオトラックはそのまま保持されます
  • 処理時間は動画の長さとエフェクトの複雑さに依存します

おすすめの設定例 (Effect Recommendations)

  • 繊細な色収差: 赤と緑の水平シフトを小さな値(2〜4 ピクセル)に設定
  • 激しいグリッチ: 劇的な色分離のために大きな値(10〜20 ピクセル)に設定
  • 効果的なティア: ティア位置(tear_position)を 0.3〜0.7 の間に設定すると視覚的なインパクトが高まります
  • サイバーパンク風: 赤/緑の水平シフトとティア効果を併用

よくある問題 (Common Issues)

  • 効果が強すぎる: intensity を下げるか、各シフト幅のピクセル値を小さくしてください